【問題社員に対処!懲戒権行使の境界線】第4回 経歴詐称/岸 聖太郎
2016.07.25
【労働新聞】
重大事案で解雇も 中途社員の職歴が問題に
学歴や犯罪歴も重視し
企業が労働者を採用するに当たっては、その労働者が約束どおりの労務を提供することができるか否かという点が重要なポイントになる。その判断材料となるのが労働者の経歴である。すなわち、企業は当該労働者の、労働力評価に直接関わる事項(学歴、職歴、病歴等)や、当該企業への適応性、貢献意欲に関わる事項(性格、退職歴等)、企業の信用保持等企業秩序の維持に関する事項(犯罪歴、懲戒歴等)を踏まえて、採用するか否かを決定することとなる。…
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平成28年7月25日第3074号4面 掲載