【ぶれい考】実に多様な労働判例/土田 道夫
2016.07.04
【労働新聞】
私は、2014年から、ジュリスト(有斐閣)の「重要判例解説」誌上で「労働判例の動き」を執筆している。過去1年間の労働判例をチェックした上、重要な判例をピックアップして解説するという仕事であり、結構大変な仕事である。
ところが、私が執筆を開始した2014年には、この仕事がさらに大変になった。2012年に「労働判例ジャーナル」誌(労働開発研究会)が創刊されたからである。従来は、「労働判例」誌(産労総合研究所)・「労働経済判例速報」誌(経団連事業サービス)を中心に、時々労働判例が載る「判例時報」誌・「判例タイムズ」誌等をチェックしていれば済んだのが、「労働判例ジャーナル」誌のおかげで、チェックすべき媒体が増えることになった。…
筆者:同志社大学法学部・法学研究科 教授 土田 道夫
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平成28年7月4日第3071号5面 掲載