【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】役割給と不即不離の実績給/梅本 迪夫
2017.10.13
【労働新聞】
日本型成果主義を継承発展させていくなかで、2008年1月、独自の「自律型人事賃金制度」を発表した。役割給・実績給体系の提唱である。
誤解を恐れずにいえば、役割・実績給体系とは、社員自身がやりたいことに挑戦し、その結果に責任を持つ一方、挑戦にふさわしい報酬を実現する制度である。その心は能力ある者に実力を存分に発揮させ、組織を活性化することにある。ここでいう役割とは、所属する組織・集団における自身の存在意義は何か、換言すれば給与を支払われているゆえんは何か…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成29年10月16日第3132号7面 掲載