【ぶれい考】長時間労働対策を急げ/逢見 直人
2016.12.19
【労働新聞】
電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が、過労自殺したのは昨年のクリスマスの日だった。あれから1年が過ぎようとしている。「社員の命を犠牲にして業績を上げる企業が、日本の発展をリードする優良企業といえるでしょうか。命より大切な仕事はありません。娘の死はパフォーマンスではありません。現実に起こったことなのです」――まつりさんの母親の悲痛な訴えを、私たちは重く受け止めなければならない。
日本では、長時間労働のために、過労死や過労自殺する人が年間200人に達している。連合総研の調査では、勤め先が「ブラック企業」だと認識している正社員が全体の25%、20~30歳代では33%と回答している。…
筆者:連合 事務局長 逢見 直人
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年12月19日第3093号5面 掲載