【登壇労組リーダー】70年の産別運動に幕を下す/永田 利治
2016.10.17
【労働新聞】
政治・経済が混乱していた1946年9月1日、占領軍命令による造船設備の賠償撤去から職場を守り、生きるための食料確保や働く者の権利確立、賃金をはじめとする労働条件の改善などを柱に、全国の造船労働者約7万人で結成したのが全造船機械の全身「全船」である。爾来70年目の今年、9月10日に東京で開催した第84回定期大会をもって産別運動の歴史に幕を下ろした。
振り返れば、三菱長船における第2組合の結成に端を発した組織分裂攻撃(1965年12月)、国主導で2次にわたって行われた産業合理化、造船不況などに基づく倒産や合理化に伴う企業再建闘争等々、我われ全造船機械の先輩諸氏が歩まれた道程は苦難・苦闘に満ちたものであった。…
筆者:全造船機械労働組合 前中央執行委員長 永田 利治
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平成28年10月17日第3084号6面 掲載