【成功する!新卒採用の秘訣】第1回 2つの課題 激化する広告合戦 応募者確保が大きな課題に/本多 夏帆
2016.01.11
【労働新聞】
企業の魅力伝わらず
経団連が2017年春入社組の選考解禁日を発表した。説明会などの広報活動は大学3年生の3月、面接などの選考活動は4年生の6月からとなり、前年度の8月選考解禁から2カ月前倒しされた。学業への懸念などから、わずか1年での日程変更となったが、大学の講義や教職における教育実習、資格試験などとも時期が被っており、毎年のごとく安定的な運用は難しそうな印象だ。
この指針はもちろん経団連傘下の企業を対象とするものだが、就活生の日程の大枠はこれにより決められたに等しい。大手企業がこぞってこの流れで進むため、例年どおり中小企業は前後を含めて採用活動を行うことになる。恐らく、一般的に4月頃からエントリーシートの提出や筆記試験などが始まり、5月から徐々に面接が行われ、6~7月あたりで内々定を出す企業が多いだろう。…
筆者:Office Breath 代表・行政書士 本多 夏帆
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平成28年1月11日第3048号10面 掲載