【労働法を味方につける経営術】《上》労務問題は法律問題?経営問題?/鳥飼 重和
2016.01.11
【労働新聞】
労使協調姿勢で対応 企業の成長機会と捉えよ
都内のIT企業・トリー社の藤井社長が、ライオンズクラブで知り合った重川弁護士のもとに、労働問題の相談にやって来ました。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
重川(以下、S) 藤井さん、元気のない顔をされていますね。何か心配事でも起こりましたか?
藤井(以下、F) 先月弊社を辞めた従業員の代理人である弁護士から内容証明郵便が送られてきたのです。
S それ見せてくれますか?なるほど、未払い残業代の請求ですね。
F そうなんです。当社では、残業代は発生しないはずです。
S 内容証明郵便でも書いている固定残業手当のことですね。…
筆者:鳥飼総合法律事務所 代表弁護士 鳥飼 重和
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年1月11日第3048号7面 掲載