【労働法を味方につける経営術】《下》「真に強い企業」をめざすために/鳥飼 重和
2016.01.25
【労働新聞】
労基法は良きツール 使用者への“足枷”に非ず
元従業員からの未払い残業代の請求問題をきっかけに、重川弁護士と会社顧問の社会保険労務士の久保先生の協力を得て、数年をかけて適法かつ適切な労務管理体制を築き上げた藤井社長。
ライオンズクラブの会合で、重川弁護士に会いました。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
重川(以下、S)藤井社長、当期の御社の業績は順調なようですね。
藤井(以下、F)ありがたいことに、今期の純利益は過去最高を見込めそうです。それもこれも、すべて重川先生と社労士の久保先生のお陰だと感謝しております。
S それは良かったです。藤井社長は、業績向上の原因は何だとお考えですか?
F 時間はかかりましたが、労使が協調する労務管理体制になり、労使間に一体感ができ、従業員の意欲が高まって、その結果、業績の向上につながったのだと思います。…
筆者:鳥飼総合法律事務所 代表弁護士 鳥飼 重和
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平成28年1月25日第3050号7面 掲載