【髙井伸夫弁護士の愚考閑話録】第23回 資本主義からの脱皮の第一歩(上) 最低所得保障がカギ 国の支出見直し財源捻出
2016.11.28
【労働新聞】
本連載は残り2回となった。人事・労務問題を専門とする立場から些か企業の実情を知る者として、仕事が生活の糧を得るためだけの手段ではなく、自分らしさを発揮できる生きがいであってほしいという願いを込めて書いてきたが、昨今の社会情勢をみると、私たちは従来の思考方法が通用しない歴史の転換点にいると思わざるを得ない。
世界も日本も経済は縮小均衡状態であり、どの分野においても垂直思考から水平思考へと切り替わっているのだ。そして、数年来の世界的テーマである格差問題は、マスコミ全員の予想を全く覆す米国大統領を誕生させる要因ともなり、日本でも解決の糸口を見出せない。…
筆者:髙井・岡芹法律事務所 弁護士 髙井 伸夫
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平成28年11月28日第3090号7面 掲載