【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第2回 三島暦

2016.02.08 【労働新聞】
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 <春たつと みしま暦も 老の日に すこしかすみて けさは覚ゆる>
 (腹唐秋人)

 狂名の腹唐秋人は、日本橋本町の紙屋の番頭で、「はらからのあきんど」と読むが、狂歌は掛け詞が多用されているので、仮名書きの部分では、その辺を読み解いて頂きたい。

 三島暦は伊豆国賀茂郡三島の御暦師河合家の祖先が、鎌倉時代に天文台を設けて発行した仮名版暦として知られ、…

筆者:落語家 柳家小満ん

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平成28年2月8日第3052号7面 掲載
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