【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第14回 四天王~
2016.05.16
【労働新聞】
前回の続きで『道灌』には何日分もの内容があるというのには訳がある。本題に入る前の隠居さんと八ッつァんとの会話に自由があるからで、その日の時事的な話題があってもいいだろうし、空想的なやり取りでも面白いだろう。ただし今は時間的な制約があるので、そんな余計な遊びはしていられないのが実状だが、寄席で昔は持ち時間にも余裕があり、後が来ない為に「つなぎ」になることも多く、そういう時にも『道灌』のような噺は、取り留めもなくつなぐことができて便利であった。…
筆者:落語家 柳家小満ん
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平成28年5月16日第3064号7面 掲載