【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第17回 方代さん
2016.06.13
【労働新聞】
山崎方代(ほうだい)さんの歌が好きでたまらない。最初に出会ったのは『週刊新潮』の連載エッセー「男性自身」(山口瞳)であったから、かなり昔である。
○茶碗の底に梅干の種二つ並びおる
ああこれが愛なのだ(山崎方代)
いかにも落語的だ。その後も幾つかの歌に出会って興を得ていたところ、平成12年8月の新聞記事で方代忌(第14回)があることを知って鎌倉の瑞泉寺へ参上し、念願の『山崎方代全歌集』を求めることができ、その幾つかは高座でも愛用しているのだが、今回はこの稿でご紹介させて頂こう。…
筆者:落語家 柳家小満ん
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年6月13日第3068号7面 掲載