【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第22回 ステテコ
2016.07.18
【労働新聞】
「鼻の円遊」には、もう1つ「ステテコの円遊」の愛称があった。明治13年11月、浅草の並木亭で、まだ二つ目の円遊が落語の後で突如高座に立ち上がり、じんじん端折りの半股引きで、奇妙な手つき足つきで踊り出した。今まで落語家の踊りは座り踊りに限られていたのが、この突拍子もない円遊の踊りに、お客は暫し唖然としていたが、やがて手拍子から大喝采となって、これがステテコ踊りの始まりであった。…
筆者:落語家 柳家小満ん
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平成28年7月18日第3073号7面 掲載