【成功する!新卒採用の秘訣】第21回 若者の気質 受けた教育が背景に グローバル感覚など定着し/本多 夏帆
2016.06.13
【労働新聞】
権利意識を強く持つ
このコラムを読んでいると、新卒採用では若者をこんなにも甘やかさなければならないのか?と思う時があるだろう。じっくり話を聞いてあげなくてはいけない、質問は待つのではなく引き出す、家族関係までこちらが気にする――しかし、これらは本当に甘いのかというと、そうではない。「これだから今時の若者は」というフレーズが蔓延してしまっただけで、誰しもが通ってきた道なのだ。教えられる立場から教える立場になって初めて感じることや、教える人による差異もたくさんあるだろう。たいていのことは自分もしてもらったことだと、少し我慢して取り組んでほしいと思うばかりだ。
一方で、「自分の時と違った」といえることもある。
1つは若者の権利主張が激しいこと。その要因は「教育課程」にある。たとえば教科書に「男女平等」が当たり前に書いてあったり、授業で「マイノリティ」について考えさせる場面があったりといったことは、昔とは違う。…
筆者:Office Breath 代表・行政書士 本多 夏帆
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年6月13日第3068号10面 掲載