【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第25回 採血

2016.08.29 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 毎年夏場の人間ドックは30年以上続いており、今年も今日からという早朝にわが家で見事な採血をされた。と云っても採血をしたのは忍者の如き蚊であった。見事な採血と感心をしたのは、腕の関節部分の脈所であったからで、耳元で警告音の後チクリとも痛みを感じさせずに採血を終了していた。

 但し後の痒みがいささか憎体であった。蚊が人の血を吸うのは産卵のための雌で、聴力検査の如き音声を発するのも雌のみで、雄は鳴かずに植物の汁を吸っているそうだ。…

筆者:落語家 柳家小満ん

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

平成28年8月29日第3078号7面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。