【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第27回 青菜
2016.09.12
【労働新聞】
「植木屋さん、大分ご精が出ますなあ、今この綺麗になった庭を見ながら一杯始めたとこですが、植木屋さんもこれへ来てお飲みなさいな、さァ/\遠慮はいりません、縁側へ腰を掛けて下さい、これは大阪の友人から貰った柳蔭ですが、その小さなコップでおやんなさいよ」
「へェ/\、じゃァ遠慮なく頂戴します、へえェ綺麗なコップですなあ、徳利も涼しそうですが、柳蔭ってんですか、何だか幽霊でも出そうな酒ですなあ、頂戴します、あれ、これ旦那、直しってのと違いますか」…
筆者:落語家 柳家小満ん
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平成28年9月12日第3080号7面 掲載