【介護離職ゼロ 企業がすべきこと】第6回 働き方改革の推進 管理職がカギ握る 仕事の配分を工夫して/小曽根 由実
2016.09.12
【労働新聞】
優先順位付けて働く
ワーク・ライフ・バランス(WLB)という言葉を聞いたとき、あなたはまず何をイメージするだろうか。時間外労働の削減、ノー残業デーの設定、有給休暇の取得促進、仕事と育児の両立支援、仕事と介護の両立支援等、企業における従業員のWLB実現に向けた取組みは様ざまであり、近年は積極的に推進する企業がますます増えている。
育児・介護等の理由を問わず、そもそも「時間制約があることを前提にした働き方」が可能な職場や、「働き方改革」がなされた職場であれば、長時間労働は自ずと減少し、介護との両立も実現しやすくなるであろう。
「介護離職を予防するための両立支援対応モデル」の最後5つ目の取組みは、「働き方改革」である。…
筆者:みずほ情報総研㈱ シニアコンサルタント 小曽根 由実
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平成28年9月12日第3080号10面 掲載