【本当に役立つ!こころの耳】第61回 事例紹介57 名ばかり管理職の過重労働
2017.10.26
【安全スタッフ】
今回、紹介する事例は「名ばかり管理職の低酸素脳症による全身麻痺状態(事例1-2)」です。いわゆる「名ばかり管理職」という言葉が社会に広がり、多くのファミリーレストランチェーン店にて、店長を管理監督職からはずしたうえで、みなし残業制度に切り替えていくきっかけとなった事例でもあります。
2年前の「事例紹介10:長時間労働の結果うつ病にかかり自殺した裁判事例」にて、いわゆる「電通事件」を紹介しました。その後、女性新入社員の過労自殺事件が、労災認定された後、社会的な批判にさらされ、経営責任として社長の退陣にまで至りました。さらに、今年9月、労働基準法違反(長時間労働)として、刑事責任を追及され、法人代表として社長が法廷に立つことになりました。この2年間で、違法な長時間労働に対し、法令順守の徹底、および社会的な関心は非常に高くなっています。
11月は「過労死等防止啓発月間」です。その一環として厚生労働省では「過重労働解消キャンペーン」を実施しています。…
筆者:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
こころの耳ポータルサイト運営事務局 事務局長
石見 忠士
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平成29年11月1日第2293号 掲載