【社労士が教える労災認定の境界線】第254回 人事異動で新職場に赴任後にうつ病発症
2017.10.26
【安全スタッフ】
災害のあらまし
介護のグループホームに勤務するAさんは、10 月1日付の人事異動で新しい職場に副責任者として赴任した。しかし赴任後すぐに精神的不安定となり、深夜1時ころから3時の約2時間に必ず目が覚め、動悸が続いた。また、職場に到着するまで時間がかかるようになった。Aさんの前任者Bさんは、うつ病になっており精神科の病院に通院していた。
Aさんはこのままでは働くことができないと職場の責任者Cさんに10月9日に相談したところ、病院で診察してもらうのが良いということになり、近くの精神科病院D医院を受診した。その結果「うつ病」と診断され、自宅療養を要し、約半年は就労が困難と医師から告げられた。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 北海道会
社会保険労務士法人 安藤行政事務所 代表社員 安藤 壽建
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平成29年11月1日第2293号 掲載