【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】最終回 宿屋の富
2016.12.26
【労働新聞】
まずは小咄で『雷の宿』を枕代わりに。
馬喰町へ雷落ちたりしが「雲に離れて、もう上がれぬ、ここに二、三日泊めて下さい」。「何がさて、お安い御用」と受け合い、泊めおきしが、その夜、亭主雷の前へ出て「せっかくお宿申しましたが、とんだ者の宿をすると、大家様から尻が参りました、気の毒ながら、明朝早々お立ち成されて下され」と言えば、雷、あたまを掻いて「それは、あんまり急じゃ、どうぞ夕立ちにしてくれ給え」…
筆者:落語家 柳家小満ん
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平成28年12月26日第3094号7面 掲載