【基礎から分かる!!改正入管法】最終回 政府のスタンス 想像の外国人が存在 リアルな存在と向き合え/近藤 秀将
2016.12.26
【労働新聞】
不就学問題が生じる
本連載も今回が最終回となる。連載中に、出入国管理及び難民認定法改正法案(以下「改正入管法」とする)が国会で成立し(2016年10月25日に衆議院可決、11月18日に参議院可決)、日本における出入国管理行政(政策)が新たな舵を切った。
この新しい「航路」が、日本および日本人にとって「正しい」ものであるかどうかを断言できる者は、現時点では存在しないかもしれない。なぜなら、おおよそ日本における出入国管理行政(政策)は、「実験的」であるとみえるからだ。
たとえば、ブラジル人等の日系定住外国人に着目してみよう。彼らは、在留資格「日本人の配偶者等」(日本人の実子)と「定住者」第3号・第4号として規定され、これまでに数十万人が上陸した。…
筆者:行政書士法人KIS近藤法務事務所 代表社員 近藤 秀将
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年12月26日第3094号10面 掲載