【“過労死ゼロ”を実現するために】第12回 過重労働解消キャンペーン 5千事業場に重点監督 積極的な相談受付けも
2016.04.04
【労働新聞】
前回は、国民に向けた周知啓発の概要を説明したが、その一環として、長時間労働の削減等の過重労働の解消に向けた取組みの推進を図る観点から、厚生労働省に設置している「長時間労働削減本部」(本部長:塩崎恭久厚生労働大臣)の指示の下、平成26年より毎年11月に実施している「過重労働解消キャンペーン」について説明したい。
1 概要
週の労働時間が60時間以上の労働者の割合は、近年低下傾向にあるが1割弱で推移しており、また、脳・心臓疾患および精神障害による労災請求件数、労災支給決定件数はともに高水準で推移している。このような状況の中、平成26年11月に施行された「過労死等防止対策推進法」において、毎年11月が「過労死等防止啓発月間」と定められているところである。…
筆者:厚生労働省労働基準局
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平成28年4月4日第3059号11面 掲載