【女性弁護士が考える女性にまつわる労務問題Q&A】第22回 中堅社員のモチベーション低下 上司は具体的指示を 放置すれば全体に影響も/山浦 美紀
2016.12.12
【労働新聞】
ミスないが新業務拒む
女性活躍推進法が施行され、また、改正育児介護休業法の施行も控えており、「女性が職場で活躍できる環境づくり」の機運がどんどん高まっている昨今ですが、当の女性社員のモチベーションが著しく低く、目標を失っているというケースも考えられます。
これまで本連載では、「女性がいかに活躍できる職場づくりをするか」を中心に検討してきましたが、ここで、視点を変えて、当の女性社員にやる気がないケースについて、検討してみましょう。
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Q 部下に勤続20年を迎えた女性社員Aがいます。育児もいったん落ち着いたので、「そろそろ管理職登用試験を受けたらどうか」と数年前から何度もいっているのですが、「私はもういいんです。出世も望んでいません。このまま静かに定年を迎えたい」と拒絶するばかりです。…
筆者:鳩谷・別城・山浦法律事務所 弁護士 山浦 美紀
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平成28年12月12日第3092号11面 掲載