【人工知能が拓く未来~人事労務分野への影響~】第8回 AIに向き合う理由 勘・経験で対応できず 多様性生かした登用など/藤井 薫
2016.05.30
【労働新聞】
未活用の"文明の利器"
「民多利器、國家滋昏、民多智慧、邪事滋起」(民に利器多くして、国家ますますみだる。民に知恵多くして、邪事ますます起こる)。こう憂いたのは、ご存知道教の祖・老子である。
文明の利器や智慧が生み出す利便と、その先にある人々の怠惰や狡知と精神の退行。そんな2000年以上も前に老子が抱いた胸騒ぎと憂慮は、今日の文明の利器である人工知能(AI)によって、現実化しつつある。…
筆者:㈱リクルートキャリア リクナビNEXT編集長 藤井 薫
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平成28年5月30日第3066号13面 掲載