【今週の注目資料】仕事と生活の調和連携推進・評価部会報告書(内閣府)(平成28年1月発表)
2016.02.01
【労働新聞】
“くるみん”など活用
内閣府の仕事と生活の調和連携推進・評価部会(部会長・樋口美雄慶応義塾大学商学部教授)は、公共調達における企業のワーク・ライフ・バランス(以下、WLB)推進の取組み評価に関する報告書をまとめた。“くるみん”などの既存認定制度の活用が有効としている。
背景には、WLBの推進が企業の生産性向上や女性活躍の推進、ひいては持続可能な社会の実現につながることがある。加えて、女性活躍推進法では、WLB推進企業を評価し、受注機会の拡大を図るとしていた。
評価項目として労働時間や年休取得率、メンタルヘルス対策などを挙げ、とくに長時間労働の抑制を評価するべきと指摘。また、客観性の確保や事務手続きの負担軽減のため、“くるみん”などの既存の認定制度を活用するのが効果的としている。
認定制度を用いた評価を行う際は、青少年雇用促進法に基づくユースエール認定なども含めた、複数の指標を考慮するべきとした。
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平成28年2月1日第3051号10面 掲載