【今週の注目資料】IT人材に関する各国比較調査結果報告書(経済産業省)(平成28年6月発表)

2016.07.11 【労働新聞】
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給与に不満多い日本

 経済産業省は、IT人材に関する各国比較調査結果報告書をまとめた。

 調査は米国、日本、韓国、中国、インド、タイ、インドネシアの各国500人とベトナムの300人に対し実施した。

 労働時間の満足度をみると、「どちらかと言えば満足していない」「満足していない」と回答した割合の合計が20%を超えたのは、日本、中国、韓国だった。日本、韓国では「満足していない」が1割以上に上る。米国のみ「満足している」が半数を超えた。

 給与・報酬の満足度では、「満足していない」の回答が日本は18.6%と最も高い。「満足している」は、日本が7.6%と最低で、韓国の13.2%が続く。一方、米国、インドは5割を超えた。米国については、平均年収が円換算で1157万円と7カ国中最も高いことが理由として考えられる。次点の日本598万円と比べても突出していた。インドについては、他産業よりも9倍近く平均年収が高いことが挙げられる。なお、日本は他産業と大差がなく2倍未満である。

IT人材に関する各国比較調査結果報告書

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平成28年7月11日第3072号10面 掲載
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