【今週の注目資料】平成27年度「技能検定」実施状況(平成28年8月発表)
2016.09.12
【労働新聞】
4年ぶりに受検者増
厚生労働省の発表によると、平成27年度の技能検定受検申込者数は70万6144人で、前年度の68万8575人より2.6%増加した。23年度の78万1539人以降、3年連続で減少傾向にあったものの、一転して増加した。
受検申込者数を職種別にみると、ファイナンシャルプランニングの42万4036人(前年度比0.8%増)が最多で、以下、機械保全の3万748人(同8.1%減)、機械加工の2万1175人(同0.3%減)、知的財産管理の1万8265人(同1.5%増)が続く。合格者数は、それぞれ11万8329人、1万476人、1万3372人、8972人だった。また、キャリアコンサルティングは、受検申込者数が6736人(同21.2%増)で、1176人増加した。
技能検定制度は、労働者の技能の程度を検定、公表する国家検定制度で、職業能力開発促進法に基づき昭和34年度から実施。平成28年4月1日現在、127種の職種が認定されている。毎年、職種と作業の新設、統廃合、試験基準の見直しなどを行っている。
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平成28年9月12日第3080号10面 掲載