【今週の注目資料】多様な就業形態の仕事の質に関する実証研究(全労災協会)(平成28年9月発表)

2016.10.31 【労働新聞】
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技能向上の機会に差

 同研究は、賃金などの経済的側面に加え、仕事の自立性や労働時間の柔軟性まで考慮した労働者にとっての「仕事の質」を調査したもの。合計1093人を対象としている。

 自分の専門的な能力や技能を向上できる機会があるか尋ねたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」「どちらかといえばあてはまる」と回答した割合の合計は、無期契約労働者が55.9%だったのに対し、有期契約労働者は37.2%と低かった。「自分の仕事の優先順位や時間の割当てを自由に決めたり変更できる」については、無期契約労働者は87.8%、有期契約労働者は86.1%で、統計的に差はみられなかった。

 直接雇用労働者と派遣労働者の比較では、ワーク・ライフ・バランスの実現度についてあまり差がみられない。仕事以外の活動をするための余暇が取れているか尋ねたところ、「十分に確保できている」「ある程度確保できている」と回答した割合は、直接雇用労働者が78.7%、派遣労働者が87.7%となっている。

多様な就業形態の仕事の質に関する実証研究

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平成28年10月31日第3086号10面 掲載
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