【人事学望見】第1106回 ローパフォーマー社員とは 能力不足に加え勤務態度も不良
2017.07.03
【労働新聞】
ローパフォーマー社員の解雇をめぐる争いで裁判例は、成績不良、勤務態度不良にもかかわらず、反省せず改善がみられない場合、上級の技術者、営業社員などが、高度の技術・能力を評価、期待されたものの、即戦力となり得なかったときは比較的容易に認められるようだ。
SEとして8年間働くが
その典型的な例として日水コンSE解雇事件(東京地判平15・12・22)を紹介しよう。
事件のあらまし
原告は、会計課に在籍した8年間、社内各部署からの問合せ業務等を担当したが、顧客への連絡業務に対するクレームや、社内からの問合せ業務に対する苦情があったほか、システムの機能追加業務において、開発プログラムの納品検収後にシステムの内容がまったく機能しない事態が生じたが、原告は対策を講じることができなかった。…
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平成29年7月3日第3119号12面 掲載