【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】残業するが協定拒否の労組/梅本 迪夫
2017.11.13
【労働新聞】
過重残業撲滅が喧しい。36協定(以下、協定)を結ばない青天井の残業、特別条項を結ぶが上限はあってなきがごとき残業、固定残業制を導入するも定額超残業の不払い、基本給を最賃法ぎりぎりに低く設定する固定残業制等々、残業割増不払いの悪例が目に余る。政府が躍起になって潰しにかかるが、悪質な使用者は後を絶たない。
今号で取り上げたのは、残業割増(休日労働も含む。以下同じ)は適法に払っているが、労働組合(以下、労組)が協定を頑として締結しなかった事例である。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成29年11月13日第3136号7面 掲載