【“制約社員”の活躍レシピ!!】第18回 外国人という制約社員(中)/木谷 宏
2017.11.13
【労働新聞】
日本人とは価値観の異なる外国人の管理がいかに難しいかを教えた前回に続く今回、「全世界共通」と「現地適応」という国際経営の上で欠かせない2つの観点が人事管理面にも存在し、いずれを選択するかは会社の経営戦略に従うしかないことが明らかにされる。グローバルコミュニケーションに長けた人材をいかに登用・育成するかが今後の課題になる。
国際経営戦略が基準 人事制度の構築と運用
経営戦略に従う人事管理
1 プロローグ(その2)~シアトルのオフィスにて
今から20年ほど前に筆者が米国で立ち上げたベンチャー企業ではこんなこともあった。
物流マネジャーのエドは奥さんが4人目の子供(彼にとっては3人目)を出産するため2週間の育児休暇に入った。男性社員が育児休暇を当たり前のように取得し、同僚も喜んで彼を支援することは日本人の私には驚きだった。しかしながら休暇から復帰したエドの成果が上がらない。…
筆者:県立広島大学 経営専門職大学院 教授 木谷 宏
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成29年11月13日第3136号11面 掲載