【送検事例】自職場の労災を社内隠ぺい

2017.11.27 【安全スタッフ】
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 神奈川・藤沢労働基準監督署は、労災かくしをしたとして輸送用機械製造業の会社と同社物流管理課長を安衛法違反容疑で、横浜地検に書類送検した。労働者が今年2月、作業中に少なくとも休業91日を要する傷害を負ったが、物流管理課長は社内で隠ぺいしていた。同社は昨年度に安全管理特別指導事業場に指定されていて、自分の課で起きた事故を知られたくなかったという。(H29・10・13)

事件の概要

 事故は今年2月7日、輸送用機械製造業の会社で発生。幅80cm、高さ40cm、奥行き50cmの4段積みのカゴの最下段から部品を取り出そうとしたために、バランスが崩れ、カゴが労働者に当たり、右腕骨折、左足打撲のケガを負った。少なくとも休業91日を要する傷害を負ったものの、物流管理課長は社内で隠ぺいし、労働者死傷病報告を提出しなかった。…

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平成29年12月1日第2295号 掲載
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