【一歩進んだ社労士活用 人を大切にする働き方改革へ】第19回 地域に根差した中小支援 広がり続ける連携範囲 まずは相談窓口の利用を/大西 健造
2017.11.21
【労働新聞】
最賃引上げの悩みにも応じる
この度の連載を通じ、経営者の皆様が社会保険労務士に対して抱くイメージが、年金や労働関係の法律に関する問題への対応、社会保険の手続きを頼むだけの相手から、人を大切にする企業づくりを通じて企業経営を「人」の側面から支援するコンサルタントという姿に変わったのではないかと期待している。一方、コンサルタントというと、いわゆる経営コンサルタントのように、仕事を頼むと想像以上に費用がかかる、専門的な知見はあってもクライアントの理解できる言葉で依頼事項の遂行について説明しない、などのマイナスイメージまで想起してしまうかもしれない。そうなると、社労士の話を聞いたり相談したりしてみたいと思っても、実際に社労士事務所に電話したり、メールで問い合わせたりする行動意欲がなかなか起きないだろう。
そこで今回は、社労士会が組織を挙げて、中小企業支援に取り組むこととして、地域の行政、団体、企業等と協力して、経営者の皆様に労務管理の重要性を話したり、相談を受けたりしている取組みを紹介する。…
著者:全国社会保険労務士会連合会 会長 大西 健造
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成29年11月20日第3137号6面 掲載