【一歩進んだ社労士活用 人を大切にする働き方改革へ】第21回 社労士制度を世界へ 海外に制度や知見紹介 インドネシアで導入支援/大西 健造
2017.12.05
【労働新聞】
労働社会保障を担う存在となる
グローバル化の波が押し寄せ、これまでの常識を破るイノベーションやコンセプトが次々と出現している。新しく“多様化する社会”への対応に苦心する一方、人々が複雑にかかわり合いながら社会生活をし、様ざまな形で仕事をしていくという人の営みから生ずる「労働・社会保障と人」に関した問題は、時代と国境を越えて存在する普遍的な課題である。
世界に目を向けてみよう。アジア諸国が、経済成長に伴い、徐々に近代的な社会保障制度の整備や労働環境の近代化を進めている。そういったなか、リフォームした制度を安定的に運用していくことが喫緊の課題になっている。近年、政府は、国民皆保険・皆年金制度を実現したわが国の社会保険制度を対外的に発信し、ノウハウを移転したりするなど海外への導入の促進を図っている。
1968年に創設された社会保険労務士制度は、…
著者:全国社会保険労務士会連合会 会長 大西 健造
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平成29年12月4日第3139号6面 掲載