【安全衛生ウーマン喜怒哀楽】ODA建設工事の安全管理
2017.12.11
【安全スタッフ】
(一財)日本国際協力システム(Japan International Cooperation System 以下、JICS)は、日本の政府開発援助(ODA)や各種の開発途上国支援において、相手国政府との契約に基づき、相手国政府の「代理人」として、資機材や役務の選定・調達に関する設計、施工会社の選定(入札)、工事監理、資金管理などの一連のプロセスを管理する業務を行っています。
私は、施設第二課に所属しており、開発途上国における小学校や中学校の建設工事、農業道路工事、井戸工事などの建設プロジェクトを担当しています。土木工学科卒業後は、一度建設会社で現場監督として、施工者の立場から安全管理を行っていました。毎日状況が変化する作業現場で、できる限り多くの時間、作業箇所に足を運び、問題点を見つけては是正し、作業計画を作る際は、職人さんが安全に、円滑に作業をできるよう仮設設備の検討などを行いました。安全対策が重要であると理解している方々を対象に安全管理をしていましたが、それでも指示が徹底されず、何度かヒヤリハットに遭遇したことがあります。…
執筆:一般財団法人日本国際協力システム 業務第一部 施設第二課 染谷 千里
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平成29年12月15日第2296号 掲載