【社労士が教える労災認定の境界線】第170回 認知症の老人が暴れ車いすの取手で介護関係者が胸を強打
2014.04.15
【安全スタッフ】
災害のあらまし
職員Yは、介護付き有料老人ホームのケアマネージャー(計画作成担当)として介護の業務に従事する職員である。
Yは入居者X(認知症)の入浴介助のため、リクライニング式車いすを1人で誘導し大浴場に入ろうとしたところ、突然Xが、不穏状態であったため風呂場に入るのを嫌がり、両手で入口の扉を持って車いすに座ったまま強くバックし、Xが扉に挟まれないようにその手を扉から離そうとしてリクライニング式車いすの取っ手を離したため、車いすの取っ手でYの右胸中心部を強打した。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 福岡会 江田労務経営事務所 所長 江田 博
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成26年4月15日第2208号 掲載