【社労士が教える労災認定の境界線】第174回 自宅に忘れた設計図を取りに原付で戻る途中、転倒し骨折
2014.06.15
【安全スタッフ】
災害のあらまし
配管工Aは平成○年○月○日金曜日の午後11時頃、原付バイクで走行中に急に飛び出してきた猫を避けようとした際に、バランスを崩して転倒し右足首を骨折した。当日、Aの所属する配管工事を営む○○工業株式会社では、翌週の月曜日から始まる大型プラント工事建設の準備で深夜まで予備作業に忙しい状況だった。
今回も月曜日の早朝からすぐ出発できるように、予備作業が深夜まで及んでいた。その予備作業の過程で本来のプラント工事現場に持っていかなければいけない設計図面を自宅に置き忘れたことに気づいたAが社長の指示のもと、自ら所有の原付バイクを使って取りに帰った際の事故である。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 大阪会 ファロス社会保険労務士法人 代表社員 宮田 元
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平成26年6月15日第2212号 掲載