【社労士が教える労災認定の境界線】第181回 看護助手がゴミ箱の注射針で出血、その後C型肝炎を発症
2014.10.01
【安全スタッフ】
災害のあらまし
某クリニックに見習い看護助手として勤務している労働者Aは、ゴミ箱に溜まった注射針を医療用ボックスに移す際に親指に痛みを感じるほどに針が刺さり出血した。
30秒ほど流水して絆創膏で止血したが、大騒ぎになることを恐れ、何も言わなかった。
翌日にAの指導役である先輩看護師に相談したが、「あなたの不注意だから、今後は気を付けましょう」と言われ、医師に報告をせずにそのままにしておいた。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 紺野社会保険労務士事務所 所長 紺野 哲史
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平成26年10月1日第2219号 掲載