【社労士が教える労災認定の境界線】第145回 態度の悪い縁故採用社員がベテラン社員から顔面を殴打
2013.01.15
【安全スタッフ】
災害のあらまし
株式会社Mにて総務・経理を中心として永年勤務しているベテラン社員Bは、自席で執務中であった。
社長の縁故採用者である営業社員Zが外出先から帰社した際に、たまたま目についた郵便受けに郵便物が溜まっていたのを見て何故か激高し、Bの机の上にその郵便物を鷲づかみのまま丸ごと叩きつけるようにして置き去った。
喫煙所へ向かおうとしていたBは、大きな音に驚いて振り返り、とっさにその行状を感じ取り、Zの荒々しい行動について少し強い口調でたしなめた。たしなめられたZは、さらに激高し、座ろうとしていた自分の席からBに向かってわめき散らしながら駆け寄ってきた。
その手にはカタログが丸められて握られており、…
執筆:一般社団法人SRアップ21 青森会 タカヤ社会保険労務士事務所 所長 高谷 裕二郎
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平成25年1月15日第2178号 掲載