【社労士が教える労災認定の境界線】第152回 ホームヘルパー2人がそれぞれ訪問先で犬にかまれ負傷
2013.05.01
【安全スタッフ】
災害のあらまし
同一訪問介護事業所で同一月に起きた2つのケースにおいて、業務災害と認定されたケースと認定されなかったケースを見てみよう。
ホームヘルパーAとBは利用者宅の飼い犬に指を噛まれ2針縫う(偶然にも2人とも同程度のケガを負う。訪問していた御利用者宅は別々の場所である)。
最近ではマンションなどの集合住宅でも、小型犬を飼うことが許可されている。
AおよびBの通う利用者宅も同様で、週に数回訪問しているが2人とも元々動物好きでもあったことから、それぞれ飼われていた犬に対しても好意を持ち、可愛がっていた。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 熊谷社会保険労務士事務所 所長 熊谷 祐子
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平成25年5月1日第2185号 掲載