【産業カウンセリングの現場から】第76回 「個人」と「組織」の両方に働きかけ
2014.07.15
【安全スタッフ】
異文化で学ぶ子供たちを支援
私は今の会社に入社する前に文部省(今の文部科学省)で働いていました。そのなかで、海外で学ぶ日本人の子弟(海外子女)や外国からやってきて日本の学校で学ぶ子供たち(外国人子女)を支援するという仕事を経験しました。異文化の中で学ぶ子供たちは、言葉の問題だけではなく生活習慣や文化などさまざまな違いに直面し、中には問題を抱える子供も出てきます。学校になじめない外国人の子供が、いろいろな問題を起こしてしまう、というようなことも起きました。そうした子供たちのためにどのようなサポートができるのか、ということを考えていました。環境と個人の複雑な関数を解く、難しい問題ではありますが、やりがいのあるテーマでした。
さて、縁あって今の会社に転職したとき、いまでこそ当社はメンタルヘルスケアの会社として知られていますが、当時はまだメンタル事業はスタートしておらず、転職する時の面談で、社長からそうしたプランがある、という話があった程度でしたが、私はここに大きなチャンスがあるな、と考えました。…
執筆:㈱アドバンテッジリスクマネジメント 取締役 常務執行役員 神谷 学
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平成26年7月15日第2214号 掲載