【想いはせれば】第2回 八甲田山遭難事件の教訓
2015.01.15
【安全スタッフ】
昨年11月、俳優の高倉健さんが83歳で亡くなりました。北九州地方出身の彼は若いころの映画で熱血漢や任侠を演じていましたが、後年は「南極物語」をはじめ、北海道を舞台にした「幸福の黄色いハンカチ」や「鉄道員」「海峡」など寒冷な情景のなかでの作品の出演が目立ちます。そして寒冷な情景の極めつけは、日本の山岳遭難で最も多くの犠牲者を出した青森・八甲田山での遭難事件を扱った映画「八甲田山」の主役の軍人でした。
八甲田山遭難事件は、日本の気象観測史上で一番寒かった1902年(明治35年)1月25日、…
執筆:セフティレビュー 代表 末松 清志
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成27年1月15日第2226号 掲載