【想いはせれば】第4回 割れ窓理論
2015.02.15
【安全スタッフ】
犯罪学用語に「割れ窓理論」というのがあります。これは1980年代、街角の犯罪多発や犯罪地帯の治安の悪化に取り組んだ米国の犯罪学者たちの考えです。例えば、「建物の窓が壊れているのを放置すると、それが『誰もこの地域に関心を払っていない』というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境をつくりだす。次いでゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。やがて、住民のモラルが低下して、地域の振興や安全確保に協力しなくなり、それがさらに環境を悪化させる。これらの結果、凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる」というものです。…
執筆:セフティレビュー 代表 末松 清志
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平成27年2月15日第2228号 掲載