【産業カウンセリングの現場から】第92回 「ピットイン」という新たな提案
2015.03.15
【安全スタッフ】
カウンセリングは「暗い」
2001年夏、あるビジネス誌でEAPの存在を知り、私の人生は大きく変わった。以前からキャリアカウンセリングに興味を持っていたが、BtoCではビジネスになりにくい、何か他の方法はないか? と考えていたところだった。印象に残っているのは2つある。1つ目は、EAPはBtoBサービスで、外部委託したほうが社員は相談しやすく、かつコストが抑えられるという明確なメリットがあり、日本でも普及していく見通しであること。2つ目は、カウンセリングを「うつ病対策」ではなく「対人コミュニケーション手法や問題対処能力を身に付けてもらうためのもの」と位置付け展開している某大手企業の取組みであった。
とくに後者では敢えてカウンセリングという言葉を使わずに…
執筆:㈱フジEAPセンター 代表取締役 坂部 善久
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平成27年3月15日第2230号 掲載