【今週の注目資料】学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果(速報版)(内閣府)
2017.12.14
【労働新聞】
17%で就活終了要求も
平成29年度卒業の4年生7181人に対し、いつから業界や企業に関する分析を開始したか尋ねたところ、29年2月が20.2%で最も多く、次いで3月19.7%だった。
初めてエントリーシートを提出した時期は、3月56.0%が最多である。提出のピークは、4月52.3%だった。内々定を受けた時期は、6月の32.8%が一番高く、累積89.7%に上る。
面接の実施に当たり、クールビズが認められていたか聞くと、「多くの企業で認められていた」26.6%、「ある程度の企業で認められていた」33.3%となっており、約6割の企業でおおむね認めていた傾向がうかがえる。「少なかった」「なかった」の回答は、それぞれ32.5%、7.6%である。
他社への就職活動を終了するよう求めるようなハラスメント的行為を受けた学生は、16.8%。具体的な内容は、多い順に、「内々定を出す代わりに就職活動をやめるよう強要」が77.2%、「内々定の時点で内定承諾書の提出を求められた(提出しない場合に取り消すといわれたなど)」29.0%、「懇親会を頻繁に開催し、必ず出席を求める」12.0%だった。
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平成29年12月18日第3141号4面 掲載