【社労士が教える労災認定の境界線】第201回 業務以外の耕作作業でトラクターが横転
2015.08.15
【安全スタッフ】
災害のあらまし
K社は、個人住宅の新築およびリフォームを業としている会社であり、社長Yは、父の事業を継承し、堅実な経営を行っていた。Yは、個人で畑(約300平方メートル)を所有し、早朝や休日を利用して自家消費用の野菜類を栽培していた。労働者Aは、勤続18年、中堅の大工職人として勤務していた。4月下旬の晴天の日、Yは出勤してきたAに、午前中の2時間程度、トラクターによる畑の耕作をするよう指示し、Aはその日の業務の段取りをつけ、社屋近くの畑で作業を開始した。ほどなくした頃、天候不順の日が続いた影響で、ぬかるんだ畑にハンドルを取られ、トラクターが横転してしまった。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 山形会 社会保険労務士西村事務所 所長 西村 吉則
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成27年8月15日第2240号 掲載