【社労士が教える労災認定の境界線】第204回 競馬場の女性職員が出勤した際に刺殺される
2015.10.01
【安全スタッフ】
災害のあらまし
Xは、競馬場でいわゆるマークレディ(競馬場に来場するお客にマークシートの書き方などを教える女性)として勤務していた。Xが出勤したところ、競馬場出入口前において、同競馬場の警備員Yに、殺意をもって、所携の出刃包丁で、両腕および背部などを多数回突き刺され、同日午後に、搬送先の病院で傷害に基づく出血性ショックにより死亡した(本件災害)。Xの遺族が、本件災害がXの業務に起因するものであると主張して、労働者災害補償保険法に基づく遺族補償年金と葬祭料を請求した。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 社会保険労務士永井事務所 所長 永井 康幸
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成27年10月1日第2243号 掲載