【送検事例】ウインチに覆いを設けず
2017.12.26
【安全スタッフ】
東京・亀戸労働基準監督署は、回転する歯車に覆いや囲いなどを設けていなかったとして、河川土木工事会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで東京地検に書類送検した。貯木場に停泊中だったクレーン船で、ウインチで使用するアンカー用ワイヤロープを入れ替える作業を行っていたところ、回転中のウインチに左足が巻き込まれて大腿部から切断するという労働災害が起きた。(H29・11・21)
事件の概要
事故は、江東区内の貯木場に停泊していたクレーン船で発生。労働者は、ウインチで使用するワイヤロープを長持ちさせるための入れ替え作業を行っていた。ワイヤロープは、きちんと巻いていく必要があり、乱巻きを防ぐため、ロープがずれたらハンマーで叩いて修正する作業をしていたという。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成30年1月1日第2297号 掲載