【統計資料】平成27年労働災害発生状況確定値
2016.06.15
【安全スタッフ】
死亡災害の発生状況
平成27年の労働災害による被災者数は、死亡災害が972人(前年比85人(8.0%)減)、休業4日以上の死傷災害(以下「死傷災害」という)が11万6311人(同3224人(2.7%)減)と、いずれも前年を下回った。
特に死亡災害は統計を取り始めて以来、初めて1000人を下回っただけでなく、平成25年度から平成29年度までを計画期間とする第12次労働災害防止計画(以下「12次防」という)の災害減少目標の水準に達しており、これは、産業界をはじめ各実施主体の労働災害防止に向けた継続的な取組が実を結んだものと評価できる。
一方、死亡災害と同様の災害減少目標を掲げている死傷災害では、第三次産業の一部の業種で増加傾向がみられるなど、十分な減少傾向にあるとはいえない現状にある。
また、一時に3人以上の労働者が被災した重大災害は278件(同14件(4.8%)減)となった。…
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平成28年6月15日第2260号 掲載