【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】「明元素」と魂込めた仏様/梅本 迪夫
2017.12.25
【労働新聞】
「明元素」とは、筆者が工場人事課長の頃、新入社員によく話した言葉である。「明るく、元気良く、素直であれば、遭遇する困難・苦境を乗り越えられる。道が開かれる」との気持ちを込めた。反対が「暗病反。暗く、病気がちで、反抗的。これでは、人に好かれない。運命は良くならない」と話した。失敗・挫折し、心が滅入ったときこそ、「目線を15度上げて胸を張って歩くように」と説示した。
どれだけの新人が覚えていたか定かではないが、5年ほど前、相談に来た27年前の新入社員から「明元素」を覚えているといわれ、嬉しかった。
人事労務が長くなった頃、しきりに「人事の仕事とは何か。何をやれば良いのか」と聞かれた。答えはいつも同じ。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成29年12月25日第3142号7面 掲載